ホロスコープで使う天体の意味を解説します

星読みはホロスコープを読み解いていくことなのですが、そのホロスコープを1本の映画に例えるとするなら、10天体はその映画に出演する登場人物のようなもの。今回は10天体のお話をしたいと思います。

太陽…生命の与え主

まずは、太陽です。太陽系で最も大きく強力な天体です。生命の与え主ともいわれ、占星学では最重要の星とされています。活力や健康、経済力など生きていくのに必要不可欠なものを司ります。また女性であれば、夫運を暗示します。

月…内面を表す星

月は、地球の周りをめぐっている小さな天体です。潮の干満、生死など人と月は深く関わりを持っているといえます。感受性や性格などの内面的な部分を司ります。男性であれば、妻運を暗示します。

水星…知性を司る星

水星は白く輝く天体。知性を司る星で、思考力、学習能力、コミュニケーション能力などの知的活動を支配していて、仕事運を見ることができます。

金星…愛と美を司る星

金星は、宵の明星、明けの明星といわれるように昔からその美しさを人々に親しまれてきました。その美しさ通り、愛と美などを司ります。人間が欲望を掻き立てられるようなもの、恋愛運や金運を見ることができます。

火星…積極性をあらわす星

火星は赤く光る星。赤く燃え盛るような火のごとく、火星は闘争心や積極性、肉体的エネルギーなどを司ります。また、その性質から争いごとなども示します。

木星…幸運の星

木星は太陽系の中では太陽に次いで2番目に大きな星。発生している電磁波は太陽よりも強力な力を持つ木星は占星学において最強の吉星とされています。成功、拡大、発展へ導くための保護を惜しまない星といえます。

土星…制限・忍耐の星

土星は美しい輪を持つ天体です。制限、忍耐を司ります。しかしながらその制限の中でコツコツ努力をしていれば、加護が受けられる星でもあります。占星学の基礎ができたとされるギリシャ・ローマ時代には土星が地球から最も離れている天体とされ、神秘的でありながらも不吉な星であるとされていました。

天王星…変革の星

近代になって発見された星も占星学には取り入れられています。
天王星は1781年に発見された星です。変化、変革を司ります。土星の示す制限から逃れて現状を変える、新しい可能性を開く、など常に進歩を目指す星ともいえます。

海王星…見えないものを表す星

海王星は1846年に発見された星。見えないもの、曖昧なものなどよくわからないものを司ります。見えないものでありながらも、人生に恵みを与えるか混乱に導くかといった底知れぬ力を持ちます。

冥王星…極限を表す星

最後は、冥王星。1930年に発見された太陽系の一番外側の惑星です。究極、極限、普通ではないことを司ります。

最後に

それぞれの天体は、ギリシャ神話が由来しています。あなたのホロスロープにもこの10天体が必ず輝いています。あなたのホロスコープにはどんな物語が刻まれているのでしょうか。ぜひひも解いてみてくださいね。

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