ここでは「西洋占星術とは何か?」という
基本的なことを、おさらいしていきましょう。
西洋占星術の歴史
現在は、西洋占星術というと、性格判断や相性を占う
「12星座占い」として個人を占うもの、というイメージが強いですが、
初めの頃は違うものでした。
占星術の記録
占星の最も古い記録は、メソポタミアに残り、紀元前2470~2430年頃の
ものとされ、発見されてから約4500年経ちます。
占星術のはじまり
初めの頃は、国の行く末・治世・天候などについて占われていたようです。
星の動きや天体の位置の観測と、実際に起こることの観察を
長い時間をかけて積み重ねていきました。
占星術の「術」は、学問という意味もあります。
観測・観察・結果から、論理的に法則を作り上げていったものと思われます。
黄道12星座
黄道とは、太陽の通り道です。
生まれた時、太陽はどの星座の位置にあったのか、が
太陽星座であり、その太陽星座で占うのが「12星座占い」です。
12星座は、牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座・獅子座・乙女座・天秤座・蠍座・射手座・山羊座・水瓶座・魚座です。
ホロスコープ
ホロスコープとは、ある瞬間の星の位置を表したものです。
個人のホロスコープは、生年月日・出生時間・出生地をもとに作られ、
同じものはないといえます。
ホロスコープは、天体・サイン(星座)・ハウスで構成されます。
天体
ホロスコープで用いられる天体は10天体。
太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星です。
<天体で何がわかるのか?>
水星は仕事運、金星は金運など、才能や運勢を読むことができます。
ハウス
ハウスとは、円を12に分けたものです。
<何がわかるのか?>
1ハウスは生まれ持ったもの、2ハウスは収入など、
1~12ハウスのそれぞれに意味があります。
人生のテーマや、活躍するフィールドがわかります。
サイン
サインとは、天文学で言う12星座のことです。(2・黄道12星座参照)
春分点を牡羊座0度とし、そこから30度ずつ12星座ごとに区切っていったものです。
<何がわかるのか?>
どのサインに何の天体が位置しているかによって、性格や雰囲気を読むことができます。
例えば、蠍座に月が位置している=感情が表に出にくい、などです。
あなただけのホロスコープをつくりましょう
生年月日・出生時間・出生地から自分だけのホロスコープを作ることができます。
・自分はどんな性質なのか
・どんな場で力を発揮しやすいのか
・どんな運を持っているのか
などが分かると、自分を活かしやすくなります。
生まれた時から持っている、あなただけの人生の地図を是非広げてみてください。