確定申告の季節ですね。私も先日、申告を終えました。今年で通算6回目、税理士さんにお願いするようになってから3回目の申告ということで、なんだかやっと慣れてきたなという気がしています。ふだんは目の前の仕事に追われていて、それで精一杯なところもあるので、あまり意識しませんが、この時期だけはなんだか毎年、「事業が続いている」ということについて、誇らしげな気持ちが湧いてきます。個人事業主として開業した人の約4割が1年以内に廃業、2年で約半数、10年後まで生き残れる人は1割ほどだそうで、そうだとすると「続いている」ということだけでも、けっこうすごいことなんじゃないかと私は思ってしまうんですね。これからも7回目、8回目…と確定申告を積み重ねて、10年後まで生き残る1割になれるよう、頑張っていきたいなと思っています。
さて、確定申告、終わったはいいけれど、その中身は?と言いますと…ここ3年ほど私の年間の売上はほぼ横ばい。2020年にそれまでの2倍程度になって以降、3年間ほぼ売上総額変わらず、です。事業の中身はかなり大きく変わっていっているのですが、不思議と数字は一定。これは多分…私の数字に対する、偏った感性が原因ではないかと思っています。「数字を合わせる」ことが得意なのかもしれません。あまり考えず、自然にしていると、数字が合ってしまう現象にたびたび出くわします。例えば、大学受験の時、センター試験の合計点数が、現役時代と浪人時代で同じ点数だったことがありました。この1年の勉強は一体なんだったんだ!とかなり驚いたのですが、運転しても、延々と同じ速度で走ってしまいますし、何かと数字が合うということが多いので、今ではそれが自分の個性と思って受け入れています。ただ、ある程度横ばいの期間が続くとイレギュラーが起きる、というのも私の個性としてあるので、そろそろ売上にも何かしら大きな変化が出てくる頃なのかなと推測しています。
ということで、3年間、売上横ばいの超安定事業運転者の私ではありますが、実際のお財布事情はどうかといいますと…2022年はけっこうきつかった…!!何がきつかったかと言いますと、それは税金のお支払いでございます(涙)実家の母が、私のもとにやってきた税金関係の書類を目にして「女の細腕一本に、この税金は厳しすぎる!世も末!」と当事者の私よりも憤っていたほど、インパクト強めな請求が毎月毎月…(悲鳴)しかも、そこに離婚も加わり、将来資金を自分ひとりで貯めていかなきゃと考え始めたりして、そちらにもけっこうなお金を回し始めたりしたので、毎月の固定支出が本当に大変なことになってしまいました。そこをなんとかかんとか、滞納せず完了できて…私えらかった〜!!笑 そして、頑張って税金を払いまくったおかげなのか…2022年の決算では支出が増えていて、2023年度の税金のお支払いが格段に楽になる予定…本当によかった(涙目)
というわけで、占い師のお財布事情は、「税金が大変だー!」というシンプルな感想でまとめられてしまいそうなのですが、そうではなくて…。「たくさん稼いだら、たくさん使わないと、後でちょっと大変よ」ということ。そして、どこにどうお金を使うかはめちゃめちゃセンス問われる!ということです。このお金のセンスやバランス感覚は、売上が月10万ぐらいであっても意識して養っていったほうが絶対絶対良くて、そのためにも、自分で確定申告をしたり、税務や会計でわからないことがあったら、自分で勉強しながら、一つ一つつぶしていくのはとっても大切なことなのです。
それから、事業がうまくいき始めると、動くお金のケタが変わってくると思うのだけど、私は、そこらへんで一番わけがわからなくなってしまって、不安と混迷に苛まれました。その不安と混迷は、いまだに払拭できていないと思います。なんとなく慣れていくし、どうしていけば自分が安定するか、少しずつわかってきてはいるのですが、まだまだ知らないことがいっぱいありそう。実地で学んでいく部分も多いと思います。それまで自分が手にしたことのない金額を手にして少し経ったあたりから、自分を取り巻くお金の世界が変わった感じがしたのですが、そこから苦労の種類も変わったなと思っています。未知の世界でハンドリングを間違えないためには、ある程度の勉強も必要。知識は、自分を守ってくれるし、守り過ぎて可能性を閉ざすことを防ぐのにも役立ちますよね。