2023年3月21日6時24分(世界時3月20日21:24)霞ヶ関で作成した春分図。
天候を読むときに欠かせないICとアセンダントのサイン。2023年は春分・夏至・秋分・冬至の四季図全て、このICとアセンダントのサインが共通しています。ICは蟹座。そしてアセンダントは牡羊座。ICのサインを重く見て、今期は1年を通して湿度が高いのかなと予想。また、太陽☉と海王星♆のアスペクトがよくできるのも今年の四季図の特徴で、春分ではコンジャンクション、夏至ではスクエア、秋分ではオポジションを作ります。海王星♆は液体を表しますので、ICのサインの示すものとも一致。雨の降るジメジメとした日が多くなるかもしれません。
それから、2023年の春分図はヨード(yod・ヨッド)が多いですね。(緑の三角形)太陽☉と冥王星♇が作る60度の中間地点に、土星♄が入ってヨード(変則ヨード・セミヨード)ひとつめ。(紫の三角形)土星♄と金星♀が作る60度の中間地点に、水星☿が入ってヨード(変則ヨード・セミヨード)ふたつめ。ひとつ目のヨードの中間の星が、次のヨードの一部になっていますが…これだけでダブルヨードといってよいのだろうか…。
ダブルヨードといえば、東日本大震災の発生日である2011年3月11日を期間に含む2010年冬至図にも見られるのですが。
2010年冬至図では、(緑の三角形)水星☿と海王星♆が作る60度の中間にアセンダント(山羊座♑︎26度)、そして(紫の三角形)アセンダントと木星♃・天王星♅が作る60度の中間に海王星♆が入って、2点(アセンダントと海王星♆)を2つのヨードが共有しています。オーブもかなりタイトです。
2023年春分図の2つのヨードは、すべて10天体で構成されていますが、共有するのは土星♄のみということで、ダブルヨードとしては少し崩れている印象。
そう考えると2023年春分図のヨードには、2010年冬至図のものほど強力な力はないのかも。しかも、2010年冬至図のダブルヨードの一点はアセンダントですから、影響が及ぶ地点も限定的です。日本と同じような経度の地域でなければ、ダブルヨードは出現しません。つまり2010年冬至図のダブルヨードがもたらすイベントが起これば、それは日本固有の事象であるということ。一方、2023年春分図のダブルヨード(と言っていいのか?)はどの地域でチャートを作成しても出てくるもののため、ある程度広い範囲で、そして多少はゆるやかな影響として及ぶものになるかなと予想します。
そうそう。2023年春分図には、もうひとつヨードがあって(月☽と天王星♅が作る60度の中間に木星♃が入るヨードです)、合計3つとなります。ね、今年の春分図ってヨード多いでしょ…。
最後に、2010年日本の冬至図のようにしっかりとキレイなダブルヨードができる場所も探してみたところ、キューバが候補に上がってきました。
キューバの首都ハバナ(La Habana)で作成した2023年春分図では、アセンダントは獅子座29度です。(緑の二等辺三角形)太陽☉と冥王星♇の60度の中間に、獅子座29度のアセンダントが入りヨードひとつめ。そして、(紫の二等辺三角形)アセンダントと火星♂の60度の中間に、冥王星♇が入りヨードふたつ目。回帰天体である太陽☉が含まれ、死傷者を表す火星♂と異常事態を表す冥王星♇が含まれるダブルヨードとなるため、2010年日本の冬至図よりも鋭く危険な影響を及ぼす可能性が。冥王星♇もアセンダントも涙の度数の29度ですしね。気になるものがいろいろ表示されています。いつ、どのようなことが起こるのかについては、さらに分析を深めていかなければなりません。
春分図は分析していくと本当にキリがないほど、たくさんの情報量が詰まっています。より深く具体的な予測については、4月2日に京都で開催する定例ミーティングにてSMASスクール生向けにお話する予定です。桜のキレイなタイミングで、京都に集まれることになり、とてもうれしい(*^^*) 今年も春分・夏至・秋分・冬至のタイミングで全国各地に赴き、スクール生さんとお会いすることになっています。毎回マンデンを題材に取り上げているのですが、現地に来ていただいた方は原則受講料は無料でご参加いただいております。一度でもSMAS占星術スクールで学んでいただいたことのある方はご参加いただけますし、スクール生さん以外の方でも見学は可能ですので、興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいね。お問い合わせはこちらからどうぞ♪